個人間融資でお金を借りるのは違法じゃないの?
個人間でのお金の貸し借りは法律に定められた範囲であれば、違法ではないでしょうが、貸付件数だったり、金利によっては違法となる場合があります。
個人間融資掲示板の法律的な問題
個人間融資は、個人同士でお金の貸し借りをするので法律的な制限はないような体裁を保っています。
「営利を目的としていない」という事を一番の理由にあげている個人間融資掲示板が多いのですが、そのほとんどに運営者情報や連絡先の記載はありません。
また、多くの個人間融資掲示板サイトは、独自ドメインで運営されています。
独自ドメインは無料ではないので、サイト運営側はコストが毎月発生しているはずです。
それでもって、「営利目的」ではないというと何が目的なのでしょうか?
個人の趣味とはとても思えません。
貸金業法第2条第1項(抜粋)
この法律において「貸金業」とは,金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介(手形の割引、売渡担保その他これらに類する方法によつてする金銭の交付又は当該方法によつてする金銭の授受の媒介を含む。以下これらを総称して単に「貸付け」という。)で業として行うものをいう。
また、媒介については、過去に最高裁の判決で「営利性は要求されない」旨の判決もでているみたいです。
つまり、営利性があってもなくても貸金業としての登録が必要なのです。
個人間融資掲示板には違法業者が集まっています
個人間融資掲示板には、お金を借りたいという人の書き込みが多くありますが、貸してくれる人の情報は少ないです。
その為、貸してくれる人の職業、どういった目的で貸してくれるのか、そのお金の出所など、不明点が多いです。
また、正規の金融業者ではない為、どのような取立てを行われるかも分かりません。
もしかすると、お金を貸そうとしている人は闇金なのかもしれません。
注意ポイント
このように個人間融資掲示板はグレーな為、違法行為を行っている闇金や詐欺師などが集まってきます。
個人間融資という甘い誘いで、お金に困っていてる人が闇金や詐欺師の被害にあっています。
個人間融資でお金を貸そうとしている人は、金利以外の目的があるのかも知れません。
返してもらえないのにお金を貸す人はいませんし、個人間同士となるとそのリスクは当然増えます。
もし、借りた人がお金を返さない場合は、貸した人が個人的に回収することになり、その方法は想像もつきません。
顔も知らない相手にお金を貸すリスクもありますが、貸してもらう人にもリスクがあるのです。